2018年04月01日

看取り士日記より…bS9〜感謝の気持ちで見送る〜

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看取り士日記より…bS9
〜感謝の気持ちで見送る〜
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【すこやかカフエ 九州・山口発】
終末期に延命治療をせず、自宅や住み慣れた場所で最期を迎えたいと希望する人は多い。こうした切なる思いを、家族はどう支えればいいのだろうか。
■父を自宅に呼び寄せる…「病院で死にとうなか」
 長崎県松浦市に住む小学校の男性教諭(52)は、肺がんで入退院を繰り返してきた父にこう告げられた。男性は妻(52)と話し合って、自宅で父を看取ると決めた。
 訪問診療してくれる医師と看護師を探し出し、当時82歳だった父を病院から男性の自宅に呼び寄せたのが一昨年6月。畑仕事が好きだった父のために、自宅そばの畑を見渡せる一室を父の部屋にした。
 元漁師で口数が少なかった父。若い頃は2人で話すことは少なかったが、畑を眺めながら、野菜の育ち具合や家族の思い出話に自然と花が咲いた。毎日の夕食と休日の昼食は、男性の子ども3人を含めた家族皆が父の部屋で食卓を囲んだ。男性は「孫と話す父親はいっもにこにこしていた」と振り返る。
■在宅死は全国平均以下
 年が明けると、父は食事が取れなぐなっていった。そして昨年1月。広島県で墓らす男性の弟と福岡県在住の姉が自宅に到着すると、それを待っていたように、隠やかな表情で息を引き取った。
 男性は「死を悲観するのではなく、『今までありがとう』という感謝の気持ちで見送ることができた。おやじの死を通して、自分もいずれ死ぬ時のためにどう生きるか深く考えるようになった」と話す。
 自宅で亡くなる人の全国平均は、2015年の人口動態統計では12・7%。九州・山口各県では最も高い山口ですら10・4%にすぎず、各県とも全高平均を下回る。大分は8・1%で、全国で最下位だ。一方、内閣府が12年に55歳以上の人を対象にした調査では、最期を迎えたい場所として「自宅」を選んだ人が54・6%。「理想の死」と「現実の死」のギャップはあまりに大きい。
■尊厳ある最期を手助け
 福岡市博多区で今年3月末、看取りに関する講演会が開かれた。登壇した一般社団法人「日本看取り士会」(岡山市)会長の柴田久美子さん(64)は「赤ちゃんは生まれると抱きしめられるでしょ。人は死ぬときも家族に抱きしめてほしいんです」と、参加者に語りかける。 柴田さんは小学6年の時に胃がんの父を自宅で看取った。「最期は手を握って『ありがとう』と言ってほほ笑んでくれた」。その経験から、看取りの文化を広めようと、12年、「看取り士」という資格を考案した。
 看取り士は公的な資格でないが、患者の希望を聞き取って家族にアドバイスし、尊厳ある最期を迎えられるよう支援する。同会が主催する講座を受講すれば取得でき、3月末現在、全国に約230人いる。
 長崎県松浦市の男性が父親の思いを実現させるために頼ったのも、県内在住の看取り士だった。柴田さんは「死を怖いものとタブー視せず、自宅で最期を迎えたいと希望する人の望みをかなえられる社会になってほしい」と願っている。 合掌
(高良亜矢子)





【お問い合わせ先】
一般社団法人日本看取り士会
一般社団法人 在宅ホスピス なごみの里
〒701-1145 岡山市北区横井上1609-2-107
TEL 086-728-5772 FAX 086-239-3992
Twitter: @ShibataKumiko

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posted by たまゆら at 09:00| Comment(0) | 介護日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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