2017年03月01日

親族(相続人)以外の人(第三者)にも受取人指定できる生命保険

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自分が死んだときに…お世話になった人に!
親族(相続人)以外の人(第三者)にも受取人指定できる生命保険
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 平成27年版厚生労働白書−『人口減少社会を考える』のデータに、日本と諸外国の『婚外子の割合の比較』に関するデータがあった。
 日本では2.11%と一桁なのに対し、ドイツ29.96%、アメリカ38.5%、イギリス43.66%、フランス49.51%、スウェーデン55.47%と西欧とは大きな違いがあることに驚きました。
 しかし、近年の日本における結婚事情や、働く女性の増大にともない、「結婚しなくても子供は欲しい」という女性が増えてきているのは経済的な自立ができるという女性が増えたことにも起因しているのだろう。

 そこには、婚姻関係は結べない父親の存在があり、子供として認知していないが愛する女性との間でできた子供に対する「父性愛」が見え隠れしていることも気になるところです。
 そうした父親は、せめて自分が死んだ時には、愛する我が子に何らかの財産を残せないものかと考えてる人がいても、責めることはできないだろう。

 また、超高齢化社会でセンテナリアン(100歳)と言われる人々が年々増加している中で、相続が「争族」となりかけて、親族関係がギスギスしているような家では『遠くの親戚より近くの他人』に、どれだけ多くの面倒を見てもらっていることか、それは筆舌に尽くしがたいことだと涙を流して手を合わせている高齢者の方が語る言葉は…
「私が死んだときにはお世話になったあの方(介護の方)に保険金が行くようにならないのですか?」ということでした。
 一方では「もしも私が先に死んだとしても、あの弟だけには相続させたくない!」という、過去の怨念のようなものを持ち続けている方にとっては、相続財産が行くこと事態が許せないという事例もありました。

生命保険の基準が緩和、第三者受取が可能に!!

 生命保険の保険金や給付金(生存中に受け取る入院や手術をしたときのお金)の受取人は、原則として契約者本人の親族(法定相続人)や本人による請求であったのですが、前述のように、時代が多様化したことにより、基準が緩和されたり、範囲を拡大するようになってきました。
◆お一人様の場合(相続人がいない)
 相続人不存在であると、何もしなければ、死亡したときの保険金は国庫や地方公共団体に収納されます。
 相続人がいないので、自分の死後に菩提寺や教会などに保険金が届くようにしたい場合には、保険金額200万円を上限とし、日本赤十字社などの公益法人には上限なく契約することができます。
 しかし、被保険者の状況をつぶさに把握できていなければ未請求になりかねないので、保険会社の担当者とのコミュニケーションが大切です。

◆再婚した人の場合
自分が死んだ後に、元配偶者に何らかの保険金が支払われるようにしたい時、元配偶との間に子供がいる場合などの、合理的な理由が必要であるとされています。つまり、子供の養育費や婚姻費用などに充てたいような場合が考えられるからです。
現・配偶者の子に保険金が支払われるようにしたい場合は、従来は現配偶者の子(連れ子)と『養子縁組』をすれば権利が発生したのですが、新しい制度では、養子縁組をしていなくても受取人にすることが可能になりました。

◆死後に寄付をしたい場合
 生前に寄付行為をすることは当然できるのですが、自分の死亡後に、保険金として寄付行為が可能になりました。

注意すべき重要なポイント

 以上のように制度改正がされた事によって経年で行われることがお分かりいただけたでしょうか。

◆保険会社の担当者とのコミュニケーションが大切です。自分が亡くなったことが、担当者に伝わるように、定期的に連絡が取れるようにしておくこと。
◆保険による保障内容は、自分の身の丈に合った無理のない保険料と保険金額が大切です。余分な現金を一時払いで保険料として払うようなケースであれば心配ないのですが、月々支払う保険料が支払い困難になると想いが叶わないことにもなりかねません。
◆認知症になる前に契約しておくこと。
 被保険者が、高齢になってからの保険契約には無理が生じる場合があります。契約したことが理解できていないほど認知症が進行していては、契約締結が難しいですね。
◆『付言』DVDとして記録に残しておく
 「付言」とは、遺言書を書く際に残された相続人や感謝しているお世話になった方々に、文書で書き残すもので、遺言書と同じ「法的効力」があるものではありませんが、想いを伝えるためのものです。
 最近では、付言をDVD映像で残す専門会社も誕生し、淡々とお話になる言葉に遺族の方々も涙なくして見られない感動の場面が印象的でした。
 たくさんの財産を残した人も、ほとんど財産を残せなかった人も、残された人々に対する『ありがとう』の感謝の気持ちだけでも、残しておきましょう。
 生命保険で残したいと思う大切な方や恩人を受取人とする契約については何なりとご相談ください。
(ファイナンシャル・プランナー 細野孟士)


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posted by たまゆら at 11:00| Comment(0) | 特集記事…P2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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