2016年06月01日

【看取り士日記より…27】〜納得、満足な最期とは〜

【看取り士日記より…27】
〜納得、満足な最期とは〜

柴田さん写真-顔写真-4.jpg

日本看取り士会  会長
柴田久美子さん

 藤の花が美しく咲く。藤の花は蔓が巻きついて大きくなるので「決して離れない」そして「優しい」と言われている。

 こどもの日が終わりその翌日、早朝1本の電話をいただく。
 電話の声が震えていた「妻が旅立ちました」と 。「教えられたように抱きしめて送りました。うまくできたかどうかはわかりませんが、柴田さんにお会いしてよかった」5月5日こどもの日、猫のこと、庭のお花のこと、暮らしのひとつひとつが彼女の傍らにあった一日だったという。
 子供さんやお孫さんに精一杯愛されて、彼女がその命を燃やし切った。
 突然のことでと、ご主人が驚きを伝えられた。そして、ともに泣いた。
 死が敗北なんて誰が言い始めたのだろう。
 自分の病気の意味や存在意義に気付く時、死は決して敗北ではなく、納得、満足にかわる。
 彼女のメッセージがその想いを伝えてくれる。
 私が生きた証は、息子と2人の孫にDNAのかたちで受け継がれている。
 死に向かっていた身体と心やっと現世の身体と心 そして魂の合意が出来ました。
 こんな私ですが、誰かのお役にたてたら・・・・
 旅立ちのほんの1ヶ月前、「誰かのお役に立ちたい。
 笑顔になれるように」と。身体の辛さに負けない強さ、それが真のやさしさと彼女は教えてくれた。
 命を燃やし、私を導いて下さった彼女に感謝  合掌

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posted by たまゆら at 10:00| Comment(0) | 介護日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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